アスリート自身にとってのスポーツ医学

スポーツ医学というものをご存知だろうか。

この記事を読んでくださっているということは、スポーツやスポーツ医学に関して興味を持っていることでしょう。

本記事では、スポーツ医学について、またスポーツ医学検定について説明します。

 

目次

 

1.スポーツ医学とは

私なりの言葉で説明すると、スポーツによる怪我や体の不調を理解して、それらを引き起こさないようにするアプローチ法、仮に引き起こされた場合の向き合い方について学べる学問のことです。怪我だけでなく、体のつくりの部分から学ぶことで、体の各部分のつながりを理解したり、女性ならではのスポーツの向き合い方など様々な面からスポーツを医学的に学べます。

 

 

2.アスリート目線で学ぶスポーツ医学

スポーツをするプレーヤーとして私は、スポーツ医学検定の勉強を通して、アスリート目線で学ぶスポーツ医学とはどんなものなのか、様々なことを感じました。私が感じたアスリートがこの学問を学ぶことのメリット・デメリットについて説明していきます。

メリット・デメリットの前に、なぜ私がスポーツ医学を学ぼうと思ったのか、お話ししておきます。皆さんの中にもケガに悩まさられる人がいると思います。これが私を悩ませました。治っても違う場所が痛くなったり、定期的に同じ場所に痛みを覚えたり。アスリートにとってケガはつきものと言いますが、ケガは本当に辛いものです。私は、どうにかケガをしにくい体になれないかと、色々調べたあげく、ストレッチなどよく知られているものの他に、この学問を見つけたのです。最終的に、この学問を学んで検定まで取得しました。この経験は本当に良かったと思っています。学ぶことでケガの知識だけでなく、スポーツによる身体的な影響について多くのことを学べました。ケガのリスクを管理する考え方も自分に取り入れられるようになり、結果として防げるケガを予防する思考を身につけることが出来るようになったと思います。もちろんまだケガ0ではありませんが。

長くなりましたが、このような経緯で学び様々なことを感じた私だからこそ伝えられるメリット・デメリットをお伝えしていきます。

 

メリット

①スポーツによる怪我や体の不調についての知識を身につけられるため、それらのリスクを考えられるようになる。

②痛みを感じたとき、このケガかもしれないと考えられるようになるため、無理をすることなく、体と向き合えるようになる。

③仮にケガをしてしまったとき、復帰に向けてどんなことをするかの見通しが立てやすい。

④単純に何かを学ぶことは素晴らしいことだし、検定を取得すれば、達成感を得られる。

 

デメリット

⑴ケガについての知識があるからこそ、少し痛みを感じた時に「○○というケガなんじゃないか?」と不安を覚えることもある。

⑵検定取得はある程度の時間を要するため、自分の時間がなくなる。

 

※⑴に関しては、感じ方が人それぞれなので必ずしも全ての人にとってデメリットになるとは言えません。また、最終的なジャッジは専門の医療機関で診てもらうことが大切になってきます。あくまで、無理をしすぎないような判断が出来るようになる可能性があるということです。

 

 

3.スポーツ医学検定勉強法

私なりのスポーツ医学検定の勉強法は、ズバリ付箋ノート勉強法!

 

[用意するもの]

  • 筆記用具
  • ルーズリーフ
  • 付箋(7.5センチくらいの正方形がおすすめ。色は3色くらい用意すると見やすくなる。)
  • 赤シート
  • スポーツ医学検定の参考書 

      (私は一般社団法人日本スポーツ医学検定機構

  の公式テキストのみを使用)

実際は、自分で付箋ノートという形でアウトプットしながら覚えていくので、参考書は中古本でも全然問題ないと思います。以下のリンクはメルカリに売られている参考書です。

https://jp.mercari.com/search?afid=1904147480&item_condition_id=1%2C2%2C3%2C4&keyword=%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%84%E5%8C%BB%E5%AD%A6%E6%A4%9C%E5%AE%9A&price_max=2000&shipping_payer_id=2&status=on_sale

 

[勉強手順]

f:id:spointro:20240314182530j:image

  1. 参考書の見出しを図②のように書き込む(図①のようにページ数を書いておくと、振り返りしやすい)
  2. 参考書の小見出しを図③のように書く(1つの付箋につき、1小見出し)
  3. 小見出しの内容に合わせて、参考書の重要箇所を自分なりにまとめ、暗記事項は図④のようにオレンジペンで書く
  4. 赤シートで隠しながら勉強する

 

付箋ノートにするメリットとして、勉強のペースを1日付箋何枚分と決めて進めやすい点や、付箋だから後から動かして、苦手ページなどを自分なりに作れる点が挙げられる。

 

 

4.まとめ

スポーツ医学を学ぶメリット・デメリットについて触れましたが、無知が一番怖いと思います。知識を得た上でどんな判断をしていくのか、知識があることでケガを予防することだって出来ると思います。逆に知ることで不安になることもあると思いますが、この学問を学ぶことはアスリートにとって、またアスリートを支える人にとって価値あるものだと思います。この検定によって医療行為を行えるものではないため、正式な判断は医療機関に任せる必要があります。ですが、自分やスポーツと向き合うための1つの方法としてご紹介してみました。